第18回日本音楽療法学会四国支部学術大会(徳島)のご報告
「音楽療法の研究と実践の、今!」ーグローバルな視点からー
四国支部運営委員会 委員長 新緑
去る、11月12日(日)に、徳島あわぎんホールの大会議室において、開催されました。
同時にZoom参加もできる、ハイブリッド開催となっていましたので、四国だけでなく、全国各地からの参加者が集いました。
これは、四国支部では初の試みとなり、いろいろな困難もありましたが、無事終えることができましたことを心よりお礼申し上げます。
藤本理事長にオンラインでご参加いただき、ご挨拶を賜り引き締まる思いで開会いたしました。
午前中の教育講演は、オーストラリアでご活躍の名郷泉先生とZoom でお繋ぎして、17 年の長きにわたり音楽を通して関わり続けたクライアントのグリーフケア⋯のための音楽療法の事例からご考察いただきました。
昼には、会員によるポスター発表があり、発表者と参加者の熱心なやり取りが見られました。
午後の教育講演には、慶応義塾大学環境情報学部准教授で音楽神経科学と音楽身体科学がご専門の藤井進也先生を会場にお招きし、対面でご講演いただきました。
「音楽は凄いんですよ!」と言っていただいた言葉に、私たち音楽療法士は大いに励まされました。
「四国におけるコミュニティ音楽療法の現状と展望」と題したシンポジウムでは、徳島・香川・高知から4 名のシンポジストによる実践の報告がありました。地域社会からの要望は増加傾向にあり、コミュニティ音楽療法の地域貢献が、音楽療法士の活動領域を拡大することにつながることを視野に入れ、皆で取り組み、推進していくことの重要性を再認識しました。
以上、遅くなりましたが、ご報告です。