第15回日本音楽療法学会四国支部学術大会報告

2020年春以来の突然のコロナ禍の中、9月13日(日)香川県主催の四国支部大会を無事終えることができました。日本全国生活すべてがコロナ対策に振り回される状況下、学会内支部大会としては初のweb開催という快挙を果たすことができました。100名が自宅でパソコン等から参加するという形は雨でも台風でも開催できる安心大会でしたし、今回は日本音楽療法学会理事長藤本禮子先生も参加されエールをいただきました。

講演をお願いしたお二人の先生ともweb形式への変更に快く応じてくださり、まずはスムーズな移行ができました。

  1. 講演Ⅰ:菅田文子先生「音楽療法で使う即興と伴奏」

先生の工夫が盛り込まれた動画による講演、質疑応答はその都度チャットで行われ、時間外のものは特設サイトを設け応じる形をとる。若い松井紀和先生の高齢者への実践をはじめ障害児への菅田先生の音楽療法のVTR他90分がすべて興味深い時間となりました。

2.ポスター発表(ひとり10分間)

パワーポイントスライド8枚作成。4名の発表。 1枚当たり15秒×8枚スライド、2巡目でチャットによる質問に答える。

3.口演発表1名(15分間)

  パワーポイントの共有で演者発表、同じくチャットにより、質問を受け答える。座長の上羽由香先生の座長で進められました。

4.講演Ⅱ:浦江千幸先生「踊る心をすべての方へ」

90分ライブ配信での講演。なぜ踊りなのか、という先生のお話から後半のワークまで、参加者皆疲れも見せずに体を動かす姿は圧巻でした。

5.四国支部総会

前回までの学術大会では、質疑応答の時間に手を挙げマイクの前で発言するのは、ともするとはばかられることがあったと思うのです。でもチャットでの質問は気軽に思ったことが言え、活発で有益な時間が持てた印象があります。こういう開催方法のいいこと、悪いことについては改めて話し合う必要はあります。また、この形が続くのかどうかもわかりません。 今後の動向を鑑みながら支部の方向性も考えていきたいと思います。

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